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6編が収録された短編集なのだが、
全部を紹介する訳にも行かないので、表題に関係した二編について簡単に。

まずは「故郷忘じたく候」。
これは司馬遼太郎の「故郷忘じがたく候」に対する「直裁的な返歌=批判」、と言うのが解説者の弁。
其方の方は実際に読んでいないので何とも言えないが、
私には同じ作者の長編「柳生薔薇剣」との共通項が目に付いた。
扱っているテーマは同じであるが、「薔薇剣」の方は山田風太郎の「柳生忍法帖」へのオマージュになっている。
そして「サラン」。これは哀しみを越えてと言う副題があって、単行本ではこちらが一枚看板だった。
文庫化に置けるこの微修正は、司馬遼太郎と山田風太郎という好対照な二人の先人を同時に意識させようと言う意図だろうか?
「サラン」は山風の最高傑作と言われるあの作品へのオマージュである。
既読者なら直ぐに判るだろう。
知らずに読んだ方が最後のインパクトは大きいと思う。
この落ちは、自分にとっては何ともこそばゆい。なぜならば…。

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普段なら単行本になってから纏めて扱うのですが、
本誌連載で木村助九郎が登場したので次回作への布石かとちょっとワクワクしてしまいました。
次に「魔界転生」をやると決まっている訳でもないのですけどね。
しかし、「魔界転生」から「柳生十兵衛死す」までを続けてやってくれると、
「死す」には「バジリスク」で登場させた五代目半蔵も再登場させられるので、「バジリスク」以来のファンにも受けるでしょう。

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古本屋で見つけて手に取ってみました。
全体としての感想は、華族階級の腐敗よりも、マスコミって昔から無責任な煽りが多いんだなあ、でした。
いや先の大戦もマスコミの扇動が大きかったと言う事を聞き知っては居ましたが、
「当時の新聞を騒がせた」と言うより、新聞が煽り立てて事件をこじらせたケースの方が多かったのでは。

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昨日の続き。
二本目の小説です。
原作は前後編に別れているのですが、雑誌掲載時にはこれを大胆に割愛。
後編を大幅に簡略化して訳出していたという代物で、
その後の単行本では一応後編も訳していて、収録されているのは其方のバージョン。

雑誌掲載時に短く刈り込んだのは誌面の関係と思われますが、
この方が面白い、と主張している辺りに自信のほどが伺えます。
其方のショートバージョンも付録として付いていますので、読み比べて見てください。
ミステリーとしては短い方が、ラブロマンスとしては長い方が優れているので好みの問題ではありますが。

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かなり以前から探していた「横溝正史翻訳コレクション」をようやく近所の(と言うほどには近くないけど)本屋にて購入しました。
ネットで注文するしかないかなと思っていたのですが。

一冊に二つの話が入っている訳ですが、その内の一つについて紹介します。
解説でも書かれていますが、この作品はかの「八つ墓村」にて主人公が読んだ事があると回想していたあの作品です。
ミステリーとしてはやや反則気味ではありますが、これは犯人探しがメインではないので。

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