かつて成人病と言われた生活習慣病の原因は食生活の欧米化によるモノだという。
しかし、生活習慣病が問題にされる以前は今よりもっと寿命が短かったのではないか。
例えばガンで死ぬ人間が増えたのは、それ以外の理由で死ぬ人間が減り、結果として死因のトップに躍り出たのではないか。
糖尿病はかつては帝王病と言われ贅沢がその原因であった。栄養不足で死んでいった昔の人に較べてなんと幸せな事か。
老人の痴呆が増えてきた。昔は頭が惚ける前に体の方が先にいかれていたのだ。
ただ、健康な痴呆老人というのも厄介ではあるが。
質素な食生活が広まれば、もっと少ない食糧で多くの人間が生きられる事になる。
それは結構な事だが、現代人が生きるのに必要なのは食糧だけではない。
人が増えればその分生活環境も悪化する。
何ともとりとめがないが、たまにはこういう結論のでない話も良いだろう。
簡単に答えの出る問題でもないし。
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