軍事力を持たないと言うオプションは現在の世界状況では成立しない。
また無人の軍事力も現代の技術力では考えられない。
そして軍人を集めるには志願か徴用のいずれかしか方法はない。雇用兵というのは忠誠心が確保出来ないので却下である。
ちょっと前までは、徴兵制容認論(推進論ではない)だった。
一つには徴兵制の方が人件費が安く上がるのではないか。
また軍事教練によって若者を鍛え直す事が出来るのではないか。
と言う理由からだ。
しかし、銃を持って走れれば何とかなる陸(実際にはそれほど単純ではないが)ならともかく、高い技術と知識が必要となる海や空では短期間の訓練では戦力を維持出来ない。
と言う事で人材を長期間確保出来る志願制度の方が現実的であるらしい。
歴史的に見れば、志願兵と徴用兵は交互に用いられてきた。
武器を扱うのに専門技術が必要であるときには必然的に専業兵士が主流となり、技術の進歩により誰でも扱えるようになるとコストの安い臨時雇いに取って代わられる。
技術の進歩によりまた徴兵制度が見直されるときが来るだろうか。それとも無人兵が実用化されるだろうか。
一番良いのは戦争をしなくて済む世の中が来る事なのだが…。
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