敵前逃亡

古賀選対委員長が都議選の敗北を受けて辞意表明。
一見潔いようですが、総裁が「国政とは直接関係ない」と強弁している中での辞任は足を引っ張る行為以外に他なりません。
それにいまさら後任を立てても何も出来ません（まさか一から公認を見直すなんてことが間に合う訳がありませんから）。
そもそもも就任時にわざわざ党四役に格上げさせたのですから、最後まで責任を取って貰いたいモノです。

いまさら遅いですが、経済危機以降どこかの段階で麻生総理は自民党総裁を辞めるべきでした。
これは総理を辞めると言う事ではありません。
つまり自民党内部の事は新総裁に任せて、自身は経済回復に全力を注ぐと宣言するのです。
こうしておけば、ばらまき政策を取っても選挙目当てと言われる気遣いはありません。
（受けるかどうかは別にして野党議員に入閣を要請しても良いでしょう）
与党が政権を支えきれないと判断すれば、不信任案を出せば良く、その場合には粛々と解散に打って出ればいいのです。
（但しその場合には自民党を割る覚悟が必要ですが）
これなら自民党への被害も最小限で済みます。