頭はいいけど、暗い御主君。
小姓達も扱いに困っている様子。最年少の与六は逆の意味で仲間からはぶられています。
仙桃院と言い、与六の父と言い、子供の様子が気に掛かるようですが、
和尚は「焦るな」と宥める。
なかなかにつかみ所のない人物であります。
初め乗り気だったのは父親の方なのに、いざ手放してみると、泰然としているのは母親の方。
意地を張った挙げ句、同僚とケンカ。その罰として雪の中、薪拾いに出される与六と同僚。
仲間は何も拾えず、与六はわずかながらも拾ってきたのに、突っ張った挙げ句にまたしても罰(飯抜き)にされる与六。
ホームシックに駆られた与六は寺を抜け出してしまいます。
好かれていないと知りつつもこれを追う喜平次。
虫が知らせたのか、家の外与六を見つけました母。
帰りたいと懇願する与六を、母は心を鬼にして追い返します。
そこへようやく追いついた喜平次。
歩けないとだだをこねる与六に、黙って背中を差し出す喜平次。
母に拒まれた後だけに、自分の側にずっと居てくれと言う喜平次の言葉は何よりも心に染みたことでしょう。
二人は互いの本心をぶつけ合える真の主従と相成りました。
でいきなり時は飛んで約十年後。
既に伝説となっていた川中島の地に足を踏み入れる与六と又五郎。
そこに現れたのは海津城代香坂弾正。
信玄は上洛戦の真っ最中。
と言うことは信玄は顔出し無しですか。信長・秀吉はほとんど意味無く登場してるのにねえ。
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