昨日の話とも少しだけ絡むのだけど、
多数決による意志決定が行われる民主制では、少数派が敗北を容認しないと行けない。
少数派が決定に不満を抱いた場合、これを解消するにはそれこそ内乱しか有り得なくなる。
逆に多数派は数の暴力に陥らず、少数派の要望にも有る程度は配慮しなければならない。
「50%プラス一人」と言うのは、原理上の話であって負け側が納得しない限り制度そのものが崩壊するのである。
民主制度に置ける政権交代は「選挙による」多数派を纏めなければ成立しないが、革命は少数が武力放棄で纏まれば可能である。
例えば、明治維新。薩長は革命派の中でも少数派であった。
もし諸侯会議で多数決をとれば、徳川慶喜が勝っただろう。
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