第六章 人口爆発
96年2月、ホンジュラスの資本家が燃料精製所の建設を始める。石油も出ないしまだ自動車も普及していないのに。いや国内で出ないなら、どこか産油地域を取ってしまえば、と考えてから実行に移すまでまだ大分時間がある。
自由主義政権が安定期に入ったので、97年にイデオロギー思想の研究に踏み切る。20世紀に入り、02年には人口が600万を突破。これは自然増の他に、移民とパナマの獲得が影響している。04年に国家と政府の研究を終える。選んだのは発生順に聖職者主義、官僚制、能力主義そして人民主義である。
05年に最初の減税。貧困層の税率を37.%とする。更に09年には中流・富裕層も42.19%に減税。
10年2月に700万人突破。新大陸において我が国より人口が多いのは5ヵ国のみ。アメリカ合衆国はともかく、他の4ヵ国(メキシコ・カナダ・ブラジル・チリ)は抜きたいところである。12年1月に800万突破。この間わずか二年である。このまま領土拡張を行わなく出も、移民と自然増だけで1000万の大台はは楽に越しそうである。
13年に経営戦略が完成。残っていた貴族の内、パナマとニカラグア(既に存在した資本家に合流)が資本家に変化。ホンジュラスとコスタリカは貴族のまま。
14年2月に900万突破。やはり二年で100万のペースである。15年7月、今まで主に兵士の供給所となっていたエルサルバドルにも遂に資本家を配置。この時点で資本家の人口比率は3.4%。貴族と合わせても富裕層は4%を越えないだろう。
16年1月、遂に1000万人を突破。このまま2年で100万増のペースが維持されるなら3000万まで届くか届かないかと言う所だが…。
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