試行錯誤の末にどうにかゲーム終了まで到達。どうにか列強の末席に滑り込む事が出来ました。
と言う訳でリプレイの様なモノを…。
第一章 連邦の危機
中米連邦の建国の父フランシスコ・モラサンは連邦の維持に苦闘していた。
彼は自由派であったが(それを考慮してスタート時の与党は自由党である)保守層である地主達は自己の保身に汲々として分離派の扇動に揺れ動いていたのである。
36年4月20日、モラサン大統領は分離派の虚を突いて総選挙に打って出た。(実は解体イベントの直後に選挙結果が出るように計算していたのである)国民の大多数を占める農民・坑夫達の大多数は保守的だが現在の選挙制度では彼らに投票権はない。またそれを疑問に思う風潮もまだ無かった。選挙民は自由党を支持している。この選挙には十分に勝算有りと思われたのだが…。
37年1月8日、分離主義者達の扇動により国内は騒然となる(「連邦解体」イベントにより全国民の急進性・政治意識が最大になる)。
国民の大多数を占める保守派は反動に走り、大統領の支持層であった自由派も無政府主義を標榜している。此処にいたって選択肢は二つ。このまま選挙を続けて無政府主義者(急進党)の手に政権を渡すか、あるいは今や熱狂的な国民の支持を得た保守反動(国民党)の手腕に期待するか。大統領の選択は後者であった。
大統領は普通選挙の導入を宣言した。(この時期はいつでも良かったのだが、どのみち「連邦解体」により急進・意識は最大になるのでそれ以前には無意味。不測の事態に備えて資金を温存したかった事もある)
1月20日、政権は反動勢力=国民党の手に渡った。大統領職を去ったモラサンは隠遁し故郷ホンジュラスへ帰った。いつか再登場の機会が来ると信じて…。
(初期設定にある政党は与党「自由党」の他「保守党」「国民党」「急進党」の四つ。この内で国民党のみが「保護貿易」を提唱していた。これにより国民党政権では関税を最大に出来る。資金の乏しい序盤にはこれが何よりおいしいのである)
だが事態は更に激化する。2月1日、国民党は憲法を改正し、一党独裁体制を布いた。この混乱の中グアテマラ派のラファエル・カレーラは謀殺されたと言う。情報遮断されていた国民達はこの政変を盲目的に支持し、分離闘争は沈静化していく。
(これは後から知ったのだが、急進的な政党が普通選挙で政権を握ると発生するイベントが有ったらしく、これにより反動主義者つまり国民のほとんどの急進性が1ポイント下がる。これで暴動確率は多少なりとも改善するが、万全と言う訳ではない。この状態で政党を解禁すると民主制に変わり自由主義者の急進性が下がる。だがそのままだと再度大統領独裁に戻る。これを繰り返すと一気に急進性を下げられるが、そこまでしなくても急進性は下がり続け、42年頃には暴動の危険性はほとんど無くなった)
多元性の低い内は独裁制でも問題はないが、やがて民衆にも自由への渇望が高まっていく。さらには研究を促進するために教育費を最大にしているので識字率は上がり続けている。よって、今後の課題はいつ独裁を解くかなのだが…。
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