少し時期を外してしまったけど。
例のアジア・ハンドボール協会の会長がクエート人だった事を知って、湾岸戦争の時のフセイン大統領の気持ちが少しだけ理解出来た気がしました。
それはさておき、古いゲームを思い出しましたので紹介します。
例の湾岸戦争の時に便乗して出されたマルチプレイゲームなのですが、
その名もズバリ「湾岸戦争」です。
プレイヤーは中東の強国イラン・イラク・エジプト・シリア・サウジアラビア、のいずれかを担当し、アラブの盟主の座を争うというモノです。
勝利条件となる威信をためるにはいくつかの方法がありますが、その一つが中小国の武力併合。そしてそれを妨害する方法として多国籍軍による攻撃が行えます。
多国籍軍を編成するには手持ちの「アメリカ」カードを使用します。
これを妨害するために「ソ連」もしくは「安保理」カードを使用します。
ちなみに「安保理」カードは「ソ連」の反対をうち消す事も出来ます。
面白いのが「フランス」で、多国籍軍への参加の他、戦力を補充出来たり、原発の建設を行う事も出来ます。
原発は再度の「フランス」カードにより核兵器に変わります。
一度核を持てばそれは絶対に減らない威信となり勝利に一歩近づきます。
これを妨害するには、原発の段階で「イスラエル」による空爆を行うしか有りません。
「イスラエル」は他にも敵プレイヤーの戦力を削ぐ事が出来ますが、
その一方でイスラエルへの武力攻撃は成功すると威信を獲得出来ます。
但し、これは親米路線を取っていない事が条件ですが。
そう。各国は親米・親ソあるいは独立と言った三種類の外交路線が選べます。
親米ならアメリカから、親ソならソ連から武器を買ったり、武力支援を受けたり出来ます。
独自路線というのは、支援を受けられない代わりに勝利条件となる威信を得る事が出来ます。
「日本」のカードもあって、効果はただお金を得られるだけ。
単純ではありますが、非常に当時の雰囲気を生々しく感じさせてくれるゲームです。
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