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人の戦か神の戦か。
政虎は神の戦なら自分が勝つと逝っているのに対して、勘助はあれは人ではないと逝っていますから、この時点で結果は見えています。

明日の霧の情報を得た勘助は後世に名高い”啄木鳥の戦法”を献じます。
何かと意見が分れていた馬場もこれに賛同します。
宇佐見の元を訪れたのはあの老婆。彼も霧の到来を待ちわびていた様子です。
老婆は情報の二重売りをしましたが、肝心の武田の動きについては漏らしません。
それを言ってしまえば情報の信憑性にも傷が付きますからね。

宇佐見の献策を聞いた政虎は敵陣に立ち上る兵糧の煙を見て武田が動く事を確信します。
この時点で武田は作戦負けですが。
別働隊に参加する幸隆は、上で討死すれば二度と会えぬと漏らしますが、実際に危ないのは下で待ち構える本軍の方ですね。
一方信玄は弟典厩と一献酌み交わします。

霧の中待ち構える武田本軍の眼前に現れたのは無傷の上杉本軍。慌てて鉄砲を放ち別働隊に急を知らせます。
成程、この頃の鉄砲には兵器としてよりもこうした連絡手段としての側面の方が大きいのかも知れません。
策が破れて動揺する勘助ですが、信玄の叱責に冷静さを取り戻し陣形の維持を命じます。
一方、現在は優勢の上杉方ですが、こちらも時間制限付き。別働隊が戻ってくれば形成は逆転します。
時間稼ぎのため敵陣へ向かう典厩信繁。せっかく兄から貰った母衣を息子信豊へ送ってしまいます。
付けていれば死ななかったとは言えませんが、完全に死亡フラグですね。
後から諸角の爺様も此処を死に場所と定め、その命を散らします。


さて、やっぱり一騎打ちはやるんだね。

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