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諏訪の戦後処理終了。
父信虎の追放により諏訪対策が大きく変わった訳ですが、(作中の設定だと)由布姫は信虎の側室に出される運びになっていたので、いずれにしても救われなかった訳ですね。
衰弱した妹禰々は諏訪より帰った晴信に「寅王丸に諏訪の家を継がせないでくれ」と懇願する。
この未亡人、享年十六なんですね。
思えば晴信の母も父を倒した相手に嫁いだ訳で、諏訪の姫の処遇には色々と思うところが有るでしょう。

いよいよ晴信は由布姫を側室にしたいと表明する。
当然ながら賛成は勘助一人。晴信と姫の子を以て諏訪家を継承させるべきと主張する。
小山田は態度保留。すべては姫の気持ち一つ。
姫の説得をする勘助、どちらかというと悪魔の囁きですね。

由布姫の元を訪れた甘利の爺さん。姫を挑発して自害に追い込もうとします。この方、本編に入ってからとことん性格が悪くなりましたね。
主君が側室にしようとしている女性を自害させるのは明らかに背信行為ですが、勘助が来なければどうなっていたか。
甘利は敢えて打たれる事で姫を武田から遠ざけようとしましたが、姫はその真意を見破って刃を引きます。
甘利の方もその聡明さに感じ入った様子です。
一難去ってまた一難。入れ替わりで三条夫人の登場です。
姫が笑ってやろうと飾って置いた晴信の短歌を見て嫌みを吐いて帰ります。
本人が意識していたかどうか不明ですが、これで姫の決意が固まったようです。

何というか、エピソードが悉く晴信を持ち上げているようで気持ち悪いのですが、それは私が上杉贔屓の新潟県民だからでしょうか。

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