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ついに間に合わなかった秀忠。
しかしその報を聞いてらしいと笑う江。
どうやらまたも御懐妊のご様子ですが、そんな中、侍女も同様のつわりの症状を。
一方、大津にて京極家の奮闘を顕彰する家康、そこにようやく辿り着いた秀忠ですが、面会を拒まれます。
三日後にようやく面会を許されますが、罰を覚悟する秀忠に勝ったからまあ良いと軽く受け流す家康。面会を拒んだのは周囲への見せしめと言うことでしょう。
そして山中に潜んでいた三成もついに捕らわれます。
敗軍の将をいたわる家康。それを空々しいと言う表情で見つめる秀忠。
三成に同情する秀忠。そんな秀忠に胸の内をあかし、豊臣家を頼むと言い残す三成。これが彼に残された最後のご奉公というところでしょう。
大坂城へ勝者として舞い戻った家康。三成の挙兵を豊臣家への謀反と切り捨て、あくまでも自分は豊臣家を守り立てると繰り返す家康。

側室に男子が生まれたと知って動揺する江。それを知らずに戻ってきた秀忠。
身に覚えが無いと言わないだけ誠実ですが、江の方も妊娠しているだけに、それを知らせた大姥局の気遣いの無さに怒りを見せる秀忠。
せめて生まれた男児に竹千代とつけるのだけは待ってくれと頼む江。それは生まれてくる自分の子のためにと言うことですが、それでも次も女児だったら離縁してくれと付け加えます。
一月遅れで江の三人目の子が生まれますが、またしても女児。江は勝と命名します。
改めて離縁を願い出る江ですが、すでに側室の母子は城から出された後。竹千代の名はあくまでも江の産む男児にと。
夫と気持ちを通わせた江は、側室を訪ねるだけの余裕も生まれたようです。

一方大蔵卿局の息子大野治長が登場。
今まで息子がいる様子なんて無かったのにねえ。

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