初めは間違いなく天災だった。でも菅政権は打ち手を誤って、途中から人災となった。
ほとんど及第点だったのに、最も肝心な原発トラブルへの対応に関しては、明らかに後手後手である。
こうなってみると自衛隊の五万人体制も戦力の逐次投入に見えてしまう。
ヘリでの現地視察、はまあ良い。ヘリの中で人に借りてまでわざわざ迷彩服を着ていたのははしゃぎすぎであるが。
(カイワレ大根を食べるのとは訳が違う)
事故の情報が全く外に発表されないし、避難の指示も遅い。
東電や保安院にある種の隠蔽体質はあるのかも知れないが、それをきっちり締めるのが民主党が連呼してきた”政治主導”というモノだろうに。
これをきっちりこなせば政権への支持は回復しただろうに。もし原発が最悪の状態になったら、成らないことを祈るけど、支持率は一割以下に落ちるだろう。
言葉は悪いけど、折角のチャンスをみすみす無駄にした。いやチャンスを一転ピンチに変えてしまった。
野党時代には民主党だけが転けるから被害が少ないが、政権与党となれば被害は日本全体に及ぶ。
総選挙で民主党に政権を与えてしまった以上は、国民全体で責任を取らざるを得ないのだろうけど。
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