谷垣総裁は手放しで喜んでいたみたいだけど、自民党は決して勝ったとは言えない。
この参院選で唯一「勝った」と言えるのはみんなの党。確実にキャスティングボートを握ったけど、これからは単なる人気だけでなく実績が求められます。
大敗と言われる民主党だけど、実際にはそれほど負けた訳ではない。
比例区では第一党だし、全体の得票率でも自民党を上回っている。致命的だったのは一人区での惨敗。
一人区というのは要するに田舎。やはりこの不況によってダメージを受けている地方から現政権へのNOサインが突きつけられたのだろう。
二人区の独占を狙った小沢戦略は、独占が出来なかったが共倒れもなく、民主自民で分け合った。
この結果だけを見れば、可も無くなく不可も無しと言えるが、それなら一人区に重点を置けばどうだったのか。
一人区は組織力が物を言うので、その面ではまだ自民党の方が一枚上だったと言うことか。
致命的に負けたのは新党改革。
大きく改選議席を減らし、政党要件も失いました。さて舛添党首は今後どうするでしょうか。
たちあがれ日本は、現状維持。第三極の役割はすべてみんなの党へ持って行かれました。
両党はやはり泥縄的な結党と見られたのでしょう。
創新党はその理念が浸透するだけの時間がなかった。二匹目のドジョウは居なかったとも言えるけど。
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