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唐突に上杉家のお世継ぎが誕生、生んでまもなく亡くなった側室はやはり登場せず。
お船がその世話役となりました。
一方、直江家の婿取りも進行中。実弟実頼がその手筈を整えに今日へ向かったのですが。
実頼一人では不安と見えて久秀を送り込みます。

実頼君、何故か福島正則に絡まれています。
景勝が家康の将軍就任に祝いを述べた事が不満なようですが、お前が言うなですね。
しかし、兼ねてから上杉家の転向を不満に思っていた実頼はその扇動に乗ってしまいます。
上洛した久秀が見たのは飲んだくれ、職務放棄をしている実頼。

実頼は正信の前で勝手に破談を持ち出します。
同席していた長男正純は当然激怒しますが。
これを聞いた徳川の重臣榊原康政はいっそこれを機に上杉をつぶしてしまえと進言します。
そこへ都合良く兼続が到着。家康はこの一件を康政に一任。正信はそれに不満そうですが。
対応に出た康政は手ぬるい謝罪には応じず、一気に追い込みを欠けてきます。
生まれたばかりの景勝の嫡男を人質に出すか、あるいは張本人の実頼の首かと迫ります。

残念ながら実頼に反省の弁はありません。
兼続は正信との直接談判に及びます。
家中にこの婚儀を快く思わない風潮があることを明かした上で、政重の目で上杉家の心底を確かめろ、と啖呵を切ります。
初めは激怒していた正純も、上杉を生かす方に傾きました。
結論は実頼の高野山追放。
本人は久秀から聞いて死も覚悟していたようですが。
しかし、実頼の助命を取りはからってくれたのは実は彼が敵と憎む本多正信。
死を選ぶのは簡単だけど、世の中には死ぬより辛い事なんかいくらでもあるよね。
兼続としては自ら招いた主家の危機を、生き恥をさらしても守らなければいけないのですから。
景勝は実頼の気骨を愛でます。
そう言う家臣も居ないと困る。そうでなければ上杉家は生き残れなかったでしょう。

高野山へ入った実頼は幸村の訪問を受けます。
そう言えば真田親子が送られた九度山もこの近くでしたね。

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