天下統一が成り、親子水入らずを楽しむ兼続夫妻。
(お船殿は二人目をご懐妊のようで)
しかし、主君景勝は妻を上洛させよという秀吉からの命令が下っていた。
奥方はこれを拒んで寝込んでしまいます。それを見舞うお船。
相変わらず出来た女性です。
しかし、子が出来ない事を気に病んでいる奥方には逆効果では?
景勝主従は仕方なく奥方を連れずに上洛しました。
上杉家をかばう淀殿、それを窘める北政所。すでに女の戦いは始まっているようで。
奥方の上洛は急務とせかす実頼君。
その口から利休の蟄居を告げられて困惑する兼続主従。
奥方説得の最中に産気付いたお船は第二子を出産。
またしても女子。女腹なんでしょうかねえ。(史実では男子も産んでいますけど)
未だ懐妊のない奥方はいささか寂しそうです。
一方上洛中の主従は利休屋敷の警護を押しつけられています。
この史実を考慮してお涼さんを配置していたんですね。
関白に頭を下げて晩節を汚すより、死を選ぶ事で己の茶道を完成させようと言う、まさに芸術の鬼ですね。
それにしても、利休切腹に至る細かい経緯は一切説明なしですね。
これだと利休に全く原因がないように見えますけど…。
兼続はいまさら三成に苦言を呈します。
どうせなら切腹前に言いに行けばいいのに。
関白に直接行かないで三成を責めるのはいささか筋違いですよ。
帰国後、ついに強権を発動する景勝。
対して命令なら従いますと返す奥方ですが、このままでは夫婦仲は修復不能です。
危機感を感じたお船が奥方を追うと、奥方は自害する積もりです。
奥方の本音は上洛すれば兼続は側室を持ち、自分は不要になると言うモノ。
でもそれは子が生まれない状況ではいずれ起こる事ですね。
それに対しお船は上洛の共をしますと言いますが、これで奥方は本当に納得するのか?
むしろお船の上洛は(史実通りだとすれば)兼続が大名格であるからだと思うのですけどねえ。
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