越後に関係ないとは言え、秀吉関係は急展開ですね。
いきなり関白ですか。家康との名人戦とか、佐々成政のささら越えとか、面白い話もあるのに。
兼続を訪ねてきたのは初音。これと対峙するのは姉さん女房のお船。
障子を閉めたらかえって怪しいって。(と気付いてすぐに開けてますけど)
しかし訪ねてくるなら三年後じゃなくて本能寺のすぐ後かと思うのだけど、
まあ、昔の男?に頼ってくるようなかわいげのある女性ではなかったか。
要するに兼続の腹の内を探りに来たのですね。
帰るのは良いけど、真田の庄って。この時期なら真田家もきちんと城持ちだろうに。
(兼続君、初音の素性を知らなかったんだ)
入れ替わるように秀吉からの使者が。
こちらの領内に、自ら乗り込むと言ってくる秀吉に、逢いたくないと否定的な景勝。
主君の気持ちを読んで、
「逢って上洛しないと言えば良い」
景勝は、分かったけど一言もしゃべらないぞ。
困ってしまった兼続ですが、
お船に言わせれば、その方が相手を威圧できて好都合。
そしてかの有名な(多分伝説の)落水の会見。
無駄に愛想のいい秀吉と、素っ気ない三成。実に好対照な主従です。
(上杉の主従とは真逆ですね)
あまりに喋らない景勝に、秀吉も作戦の練り直し。
単刀直入に上洛を促します。兼続は即答を避けますが、ここで始めて三成が口を挟みます。
なかなかに息のあった主従です。
自分の天下取りは私利私欲にあらず、と言う秀吉の言葉に、
景勝はようやく口を開き上洛を約束します。
結果的には秀吉の作戦勝ちでしょうか。
景勝の真意は、
本能寺が無ければ三年前に滅んでいたのだから、拾った命は大事に使おう。
実に成長したモノです。
三成君、昔逢っていたことを忘れられたのが気に入らなかった様子。
罵詈雑言を浴びせられた兼続は果たして…。
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