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悪夢にうなされる兼続。
前回も書いたけど、敵を殺せないとか言って、それを責められて味方に刃を向けるのは最低です。
そして久しぶりの兄弟再会。(役者が子役から代わってからは初めてですね)
与七から母の様態が悪いと聞かされ、見舞いに来ないかと誘われますが。
主命も有るけど、今母の顔を見てしまったら、気持ちが折れて二度と前線に復帰は出来ないでしょうね。

上杉の西上作戦を見てまた北条が動き出しました。
北条は放って於いて七尾城を先に落とせ、と主張する景虎。
対して景勝は謙信の意向に従うと答えます。
今回は景勝の勝ち。
でも、二月なら春日山へ帰還したところで越山(関東出陣)は無理だと思うけど。

甥の取りなしをする直江景綱。
謙信もいつまでもあのままにしておくつもりは無い様子です。
そして、死去。
関東攻めは一切描かれず、再び七尾攻め。
お船殿の婿直江信綱も参陣。
挨拶を受けた景勝も複雑な表情です。
(なにせ”初恋の相手”の旦那ですから)

母危篤の報せにも、見舞いを拒む兼続ですが、師匠から一喝され、ようやく腰を上げます。
母子の対面はあの雪の日以来でしょうか。
安心したのか、何も言葉を残さぬままに息を引き取りました。
与七は何故早く来なかったのかと責めますけど、ずっと親元にいた君が言っちゃあいかんだろう。

母は最後に何を言いたかったのか。
その答えは兼続が自分の中に見つけるしか有りません。
四九日。
今は人妻となったお船殿も参列。
その帰路に付きそう兼続ですが、そこで亡き母の言葉を思い出します。
そこへお船。彼女も父を亡くして間もない訳ですが、
もう泣きません。
とようやく一皮むけた兼続。
それを聞いて残念そうなお船。
もちっと早く目覚めていたら婿になって貰えたのに…。
まあ、男の子は成長が遅いから。

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