手段の全ての構成員が議決に参加する直接民主制は理想的かも知れない。
がしかし、これが機能するのは構成員が相互に見知った状態のみ。
つまり構成員が少数である場合に限られる。
多人数の関係を簡略化するには、利害を共有する集団ごとに代表者を出して話し合えば良い。
間接民主制と言うのはその為の約束事である。
人間の集団と言うのは人数が増えるほどその相互関係が級数的に増えていく。
二人なら話し合い、あるいは殴り合いでけりが付くことでも、倍になれば合意を取り付けるのは容易ではない。
四人の内の一人がたとえ腕力に物を言わせようとも、残り三人掛かりで止められないことはないだろう。
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