失職したタイの首相は再任を諦めて党首を辞任しました。
しかしこれは有る意味では民主主義の敗北と言えます。
つまり、”選挙”では首相を退任させられず、
決め手となったのは武力による首相府の”占拠”だったのですから。
日本の相次ぐ首相交代劇も、必ずしも民意と直結していませんが、
このタイムラグこそが民主制の特徴です。
改革が遅いからと言って手続きを簡略化しようとすると、独裁者を作り出してしまうことになります。
一度独裁者が生まれるとこれを排除するには(内か外かは別にして)武力を用いるしかありません。
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