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人口の増加が環境の破壊をもたらす。
一定の環境下では人口は必ず頭打ちと成る。
有る社会で人口が飽和状態に達すると、処女地への移住か技術革新によって突破口が開かれる。開かれない場合には結局は人口の減少に向かうしかない。
処女地というのは基本的には人の住まない土地を指すが、より広義には利用効率の上昇という形でもたらされる。(一般的な表現では開墾)
先住民が居る場合にはそこから生まれる軋轢(つまり侵略戦争)が、結果的に人口抑制効果をもたらす事もある。

しかし、現代に置いては処女地開拓は最早無理であり、技術革新も恐らく容易ではあるまい。これら両方を同時に満たすかも知れないのが宇宙開発であるが、それも直ぐに実現するとは思えない。
で有るならば、環境保全の努力と併せて何らかの人口抑制策が必要となるであろう。
(こんな時代に少子化問題で悩んでいる我が国は何か勘違いをしているのではないだろうか)

逆説的には、環境破壊はいずれ大規模な人口減少をもたらすので、必然的に適正人口まで人口が減り、自ずから環境も良好に戻るかも知れないが。

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