おとといに取り上げた番組で
「日本の終身雇用の起原は松下幸之助」
だと言う話が紹介されていて、
それ以前の日本は臨時雇用の方が多かったのだと言う話でした。
実際に、江戸の町民は
「宵越しの金は持たない」
と言っていましたが、これはいつでも日雇いでその日の生活費を稼げると言う自由さが言わせたモノでした。
ウィキペディアによると、
終身雇用の概念が一般に広まったのは1958年にアメリカの経営コンサルタントによって書かれた「日本の経営」と言う本によるそうで。
要するに日本的と言われたこの概念もその起原は思ったより新しい訳です。
個人的にはシステムというのは状況に応じて最適化されるべきで、
常に機能するとは限らない。
と思っているので、終身雇用が崩壊したからと言って別に驚くには当たりません。
そもそも不完全な存在である人間が完全なシステムを作れるはずも無いのだから、
常に試行錯誤を繰り返す事が重要です。
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