久しぶりに再読。
空けて置いた35年が埋まりました。
上手い事ネタバレを避けています。
こうしてみると、ほぼ毎年まんべんなく長編が有りますね。
次は遅れていた23年。
じつはやりかけのまま放置していました。
おわかりと思いますが、この年は二大長編が有るのですが、どちらも金田一視点では無いと言う特異な作品なので…。
白と黒
長編改稿により、割を食った人物と逆においしかった人物がくっきり別れる作品です。
顕著なのが、依頼人を巡る男性陣。
旦那は緒方から須藤へと改姓。
原型では無事によりが戻ったのですが、改稿後は死体となって再会。
一方、パトロンとはいい雰囲気で下手すると半年後には再婚と言う可能性も…。
犯人の伯父も春田俊平から緒方泰蔵と改名され、こちらは縁談が纏まりそうです。
原型では縁談があったのは(脅迫でぶち壊れたけど)犯人の方だったのに。
最初の被害者であるタンポポのマダムの名前も片桐洋子から片桐恒子に変更。
但し、これは偽名で本名は一柳洋子。
彼女の夫も、原型では単なる別居で出番無しですが、改稿後はそれなりに重要な役割で登場します。
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