NHKでやっていた映画の話です。
リアルタイムでは当然見ていないので、じっくり通してみたのはほとんどが初めてでした。
原作との設定の違いには賛否両論有るのでしょうが、映画としては実に良く出来ているなと感じました。
「犬神家」は最近リメイクされましたが、あまりに完成されていて作り直すのは無理じゃないかと思えます。
「手毬唄」犯人がバレバレで謎解きの要素は台無しですが、このシリーズはそこがメインではないので。最後の母親勢揃いのシーンは非常に恐かった。
「獄門島」謎解きの鍵となるあの言葉に問題があってなかなか放送されない作品なのですが、ノーカットで放送されたのは貴重でした。
「女王蜂」智子がイメージに合わないと言う事で評価が低い作品ですが、(稲垣版での栗山千明は絶品でしたね)これも神尾女史をヒロインとして見ればさほど気になりませんでした。
「病院坂」前後二十年に渡る大事件を二時間あまりに纏めるには最初から無理。いつか完全版で見たいモノですが、シリーズとして見続けてくると、様式美として完成されていて良かったです。横溝先生の出番が多いのも見どこでしょう。
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