真の第一回。
板垣が駿府へ来ると聞いて、これを襲わせて仕官の伝手を得ようとする勘助。しかし、今まで散々騙されてきた青木君が乗って来るでしょうか。
信虎追放を知って喜びを隠せない諏訪家。あのままだったら、由布姫を差し出さなければ成らなかった訳だから無理はないけど、でも史実を考えると手放しでは喜べないですねえ。
って、結局やってるね青木君。成程、騙されたと気付いて返り討ちにしてこれを手みやげに板垣に取り入る訳ですか。
でも、裏の裏。ちゃんと罠を仕掛けてあったようです。剣術ならいざ知らず、謀では勘助君の方が一枚上でした。気の毒に彼は最終的に殺されるために配役されてた訳ですね。
でも、板垣の信用は得られるのか?
海野口の一件を出せば、板垣は殺せない。処遇を晴信公に諮るしかない訳で、此処まで読んでの策。と言うか、晴信ならそこまで察知すると見越しての謀でした。
さて、甲斐へ入った彼が泊まった地侍の家ですが、やけに二枚目だなと思ったらあの春日源五郎、後の高坂弾正でした。
対面の儀。こんな正装の勘助は初めてですね。
百貫と言って置いて倍増の二百貫、更に名を一字与えて”晴幸”の名乗りを許されます。板垣さんは推薦人にされて迷惑そうです。いい性格だなあこの晴信様。
破格の待遇に家中からのいじめが始まりました。
剣の腕を見るなら真剣で、とはったりを噛ましたら相手に名乗り出てきたのは勘助と因縁浅からぬあの鬼美濃。
板垣を除けば唯一勘助を見知っている訳で、これをクリアしないと武田家にとけ込めませんね。
と言うところで次回。
[0回]
PR