三つ首塔を再読。
昭和31年版に復帰させました。
旧版の「鏡ヶ浦の二つの殺人」はとりあえず休載。
現在進行中の企画と共に復活させます。
三つ首塔さて、今回の再読で「解答の示されていない謎」を見つけました。
BONBONのマダムの殺害に使われたナイフ。
それに巻きついていたヒロイン宮本音禰のハンカチなのですが、だれがいつ巻きつけたのでしょうか。
犯人があの人なら、音禰に疑いが掛かるような細工はしないと思うのですが。
まあ明美殺しはあまりに時間的に微妙すぎて問題なんですけど。
さて突っ込みを始めると、
最初の三重殺人は高頭俊作が犯人でもおかしくありません。
あの時点でいとこの五郎(俊作を名乗っていた)を殺すのは、音禰との結婚を阻止するため。
でも彼には探偵の岩下氏まで殺す必要は無いですね。
でハンカチの謎の自分なりの答えなんですが、
音禰が落としたハンカチと、凶器に巻きついていたものは別。
犯人はあえて音禰のハンカチを残すことで、逆に彼女への疑いを消すように仕向けた。
まさか当日に音禰のアリバイが怪しいなんてことは想定外だった。
あの犯人ならこっそり音禰のハンカチを持っていそうですしね。
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