アメリカで銃規制が進まない理由というのを以前(1/14)に書いたが、対して我が国が如何に特殊かと言う話をしたい。
アメリカでは自己防衛・自己救済の原則が生きている。日本でも古くにはそうした社会通念が有ったのだが数度の”刀狩り”によってそうした通念が消えていった。
江戸時代には儒教の精神に基づく敵討ちという制度があったが、これはあくまでも武家階級の間でのみ存在したモノ。一般庶民がそうした概念を持っていたとは思えない。
日本人は復讐権を国家に委託したと言って良い。
復讐権はつまりやられたらやり返すと言うことで、これが暴力に対するある種の抑止力に成っていた訳であるが、こうしたが因縁を捨てた結果が戦後憲法に基づく九条信仰と結びついているのではないか。
アメリカのそれは極端すぎると思うのだが、さりとて日本も正反対で極端である。
日本人はもう少し自己防衛を学んだ方がよい。
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