ポーカーには必勝法がある。
負けた次に前回の倍を掛ければいい。そうすれば勝ったときに収支が必ずプラスになる。
しかし、これは資金が無限にあると言う前提が必要になる。そして資金が無限にあるなら何もギャンブルに挑む必要などそもそも無い。
結局の所、ギャンブルで儲けたいなら胴元をやるに限る。一対一なら負けるかも知れないが、多人数を相手にすれば全体として収支は折り合うだろう。
さて、前置きが長くなったが、国家というのは国民を相手にする賭博の胴元ではないだろうか。
国家が国民に対して行う様々なサービスは、突き詰めれば顧客を逃がさない為の手段と言うことが出来る。
国家と言う賭場を維持する為には顧客が増え続けなくては成らない。かつては戦争によって規模を拡大するという荒技が使えたが、いまやそれも難しい。
だから人口減少をもたらす少子高齢化社会は国家レベルの問題なのだ。
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