年頭の会見

菅総理の演説をまとめると、
「俺は悪くない」でしょうか。
取りあえず小沢元代表を叩けば支持率が回復すると思っているようですが、
当の小沢氏からは「俺のことは良いから国民のことを考えろ」とやり返されました。
支持率低下が単に小沢氏にまつわる「政治と金」の問題に留まらず、自身のが当たり的な言動にあると言うことを全く分っていません。
消費税問題についても、野党・自民党が言い出したから乗ってしまった、と責任転嫁。
消費税率の引き上げは必要だと思いますが、今の民主党政権下では無駄に使われるだけで、とても賛成出来ません。ヤルならこれを争点にして国民の信を問うべきでしょう。

みんなの党の渡辺代表が、
「自民党が駄目だから民社党を選んだのに、その民社党が駄目だから自民党に戻るのはおかしい」
とか吹いています。
まあ第三極の立場からはこういう言い方しか出来ないのかも知れませんが、
二大政党制とは元来そう言うものです。
私自身はみんなの党の理念を支持しますが、同時にみんなの党が第一党になることはまず無いだろうとも思います。
みんなの党が政権に加わる為には二大政党のどちらかと組む以外になく、どちらがより近いかと考えれば自民党を選ぶ以外にはないのですから。
どちらとも組み得る”正しい”第三極というのは（残念ながら）公明党と言うことになるのでしょう。
しかし公明党も、学会を支持基盤としている限り今以上の規模には成り得ないと言う矛盾があります。
実は国民新党も両者の間に位置するのですが、この党は立党の経緯から自民党と組めないと言う弱点があります。