選挙の度に持ち上がるこの種の訴え。
参議院で選挙区によって一票の価値が違うのが憲法の定める選挙権の平等に反すると言うのだけど。
いつ選挙があるか分らない衆議院ならともかく、選挙の時期がほぼ分る参議院ではあらかじめ”格差”は分るはず。こういう主張は選挙の前に行うべきではないか。
選挙のやり直しははっきり言って税金の無駄遣いであるし、個人的にはクレーマーに見える。
まあ、裁判を行うこと自体も金の無駄だとは思うのだけど、自腹であれば自己責任の範疇だからご自由に。
さて、この「一票の格差」が果たして不平等なのか。
一票の価値が小さい地域は要するに都会、逆に価値の高い地域は田舎と言える。
単純に数の論理だと、都会の方の人間が多数派になってしまうことを考慮すれば、多少の格差は有っても致し方ない。むしろ必要悪だと思う。
都会の人間に、田舎の方が一票の価値が高いから移り住むかと言っても簡単には応じないだろう。
逆に田舎の人間は一票の価値が高いからそこに住み続け居ていると言う訳でもあるまい。
選挙権の平等を言い立てるなら、生活水準も平等にしてやるべきだろう。
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