階級闘争に際して、被支配階層の一部が自分の利益を優先して支配階級にすり寄ってしまうことがある。
女の敵は女というのもその典型例として説明出来る。
女性が男性並みの権利を得ようとしたら、同時に様々な義務も発生する。
権利はいらないから義務も負いたくないと言う”保守的”な女性が居るのも理解出来る。そして進歩的な女性はそんな女性を裏切り者呼ばわりするが、実際に女権拡張を阻害するのは権利は求めるのに義務を拒否するタイプの女性が居ることだ。
男女共同参画社会が進んでも、子供を産むという仕事だけは女性にしかで居ない。そしてこれが有る限り、家庭から男女の区別を完全に取り除くことは出来ない。
母親は良くも悪くも子供を自身の分身として考える習性が抜けきれず、そこに女性特有の母性の根幹もある。
父親は子供との親子関係に一抹の不安を取り除けず、それ故にある種突き放した父性を発揮出来る。
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