日本の躍進に要因について、素人考えを纏めてみました。
南アフリカ大会特有の条件としてブブゼラとジャブラニ。
まず、ブブゼラの騒音ですが、これによって互いのコーチングの声が通らずに組織で動くタイプの国、主に欧州の国がかなりの影響を受けたと思われます。
南米がすべて一次リーグを勝ち残ったのは、個人技を重視するスタイル故に相対的にこの影響が少なかった為ではないか。
日本に関しては元々声が出ていないチームなので声が通らないことは大してハンディとならなかった。
また、ボールを持っている選手への早いプレッシャーという戦術もこれを後押しした。
互いのコーチングが通らない為に、ボールへ殺到すると言う有る意味で素人くさいディフェンスが却って有効だったのも怪我の功名。
個人技に自身がないが故に常に味方の位置を確認しながらのプレーが、チームの結束力の高まりとの相乗効果をもたらして以心伝心の堅守をもたらしたと言う見方も可能では無いでしょうか。
堅守から本田への縦パスと言う極めてシンプルな戦術は結果として正解だったと言えます。
そして何かと評判の悪いジャブラニ。Jリーグでは三月から試合球として導入しており、日本人はこの癖のあるボールにもっとも慣れていた訳でこれは日本サッカー協会の最大のファインプレーではないでしょうか。
最後に地の利。
事前の高地トレーニングは明らかに効果があったと思われます。
ライバル韓国は大会中のキャンプ地を高地に置いた為に、決勝トーナメントでは明らかに疲労の蓄積がプレーに見て取れました。
南米は予選リーグで高地での試合に慣れているので、これも南米有利の要因の一つと思われます。
日本としては予選で南米と当たらなかったのも一つのプラス要因だったでしょう。
実はこのネタは日本敗退の直後に書いたモノです。
それで南米の優勝を予想していたのですが、ベスト4まで残ったのは欧州が3に南米1となりました。
まさか南米の両雄、ブラジルとアルゼンチンがあんなにももろく敗れ去るとは予想外でした。
やはりグループリーグと決勝トーナメントは全くの別物と言うことでしょう。
日本も、トーナメントで勝ち抜く為のプラスアルファが必要でしょう。
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