兼続米沢へ到着。
一足先に父も謙信の亡骸と共に到着していました。
京の景勝夫婦も米沢に思いを馳せますが、奥方の方が米沢へ来る事は無いでしょうねえ。
しばらくぶりの親子水入らず。
と言っても、母上の方はまだ京ですが。
父のようになりたいと無邪気に言う息子竹松に、お前には家を継がせないんだよとは言い出せない兼続でした。
この際、相談相手となるのは父上。
景勝も米沢入り。真っ先に謙信に手を合わせ、家臣達に礼を述べました。
兼続は新たな開墾計画を立ち上げます。
家臣達はこの作業への従事に不満げですが、まだこの時代の武士達は(後の上杉鷹山の時代と違って)まだ半士半農の筈ですけどねえ。
そして、長女お松に婚礼を伝えます。既にお船からの手紙で婚礼について聞いていたお松はすでに了承済みですが、直江家を継げないと聞かされた竹松はショックで姿をくらましてしまいます。
必死の捜索でこれを見つけだした惣右衛門。
昔、兼続が小姓に出された時の話をしてこれを諭します。
少なくとも、当時の与六少年よりは年かさな事もあって、話は理解したのでしょうけど、雨に打たれた所為か、竹松は倒れてしまいます。
今更ながら蒲柳の質らしいと告げられました。実際に若死にしていますけどね。
惣右衛門の娘、兼続の腹違いの妹の祝言。
はしゃぐ花嫁の父。二人の息子を従えて踊りを披露します。
そして気が抜けたのか、程なくして眠るように息を引き取るのでした。
そして京の奥方から、ついに側室を持つようにとの文が…。
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