忍者ブログ
兼・更新日記
[29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [39
カレンダー
03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
最新記事
最新TB
バーコード
ブログ内検索
お天気情報
フリーエリア
ブログ広告ならブログ広告.com 冬至楼均さんの読書メーター 【トレミー】人気ブログランキング
最新CM
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

前回に引き続きアメリカの話。
アメリカの二大政党と言えば民主党と共和党。
これは南北戦争の頃に確立し、大雑把に言うと前者が南部系で後者が北部系である。
現在の立ち位置としては民主党がリベラル寄り、共和党が新保守・中道右派いわゆるネオコンと言うヤツである。
第二次大戦後のマッカーシズム(いわゆる赤狩り)の所為で共産主義を標榜する政党はアメリカには存在しない。よってどちらも保守系に分類される。

民主党は州の権限を重視する言ってみれば地方分権派でその関係で南部の分離独立という事態をもたらした。
対する共和党は連邦派で、旧名はホイッグ党。民主党を作ったジャクソン大統領に対抗する立場が宗主国のそれと類似していた事から付いた呼称である。
今の党名は奴隷制度反対の立場から結成され、この党出身の最初の大統領がかのリンカーンである。

もし明治維新の際に戊辰の役が起こらずに平和的な維新が進んでいたとしたら、
新政府内で佐幕派と尊皇派が拮抗し、そこから二大政党が誕生したかも知れない。
実際に明治維新と南北戦争はほぼ同時期なのだから。

拍手[0回]

PR
「中選挙区制・再考」の続き。

二大政党制というのはアングロサクソン系。要するにイギリスとその流れを汲む国家で主流である。
その原点はカトリックの王を認めるか否かという党派抗争にあった。
容認派がトーリー=保守党の起原であり、反対派がホイッグ=自由党の起原である。
これも即位したジェームズ2世に跡継ぎが無く暫定措置だと思われていたからで、
王に世継ぎが生まれると両派は結束して新たな王を建てる事になる。
これが「名誉革命」である。
この廃王の支持者もいて、ジャコバイト(ジェームズのラテン語読み)と呼ばれるのだけどこれは今回の話には無関係。
長い事、イギリスでは保守党と自由党による二大政党制が続くのだけど、
その後社会主義の流れから労働党が生まれて自由党に代って二大政党の一角を担う事になる。

日本には保守党に相当する党がない。
保守党が二大政党として存在する国家は背後に階級社会を持つ場合が多い。
日本の貴族階級は敗戦により解体されてしまった。
よって日本で二大政党制が成立するとすれば、
自由主義政党と社会主義政党と言う事になるだろう。

拍手[0回]

現在の小選挙区制は得票率以上の議席の偏りを生じさせ、結果として劇的な政権交代を実現出来る。
しかしこれはあくまでも衆議院での話。
野党が総選挙で勝利しても、参議院がそのままだとねじれ構造が生じる事になる。
それとは逆に参議院で先に与野党逆転が生じたのが現在の状況である。
要するに二大政党制による政権交代を実現する為には、参議院の役割を変更するべきだった。

改めて考えると、日本には中選挙区制の曖昧さの方が適していた様な気がする。
かつての自民党には派閥という形で”大きな政府派”と”小さな政府派”が混在し、
これが党内で抗争を繰り返す事で擬似的な政権交代を実現してきたのである。
しかし小選挙区制ではその様な曖昧さは許されず、結果として現在のような清和会の独裁的な体制が続いている。
この状態をもたらしたのが自自公連立自体の小沢一郎であったことは何とも皮肉である。
深読みすれば、小沢一郎は自分を追い出したかつての(旧田中派)同志に意趣返しを出来たとも言えるが。

拍手[0回]

食品会社の様々な不祥事が明らかになっている。
産地や内容の偽装は論外である。が、賞味期限の多少の改竄は大目に見たい気もする。
食べられるかどうかは実際に見た消費者が判断すべきである。
有る食品が、どれだけ持つかと言うのは買った人間の保存のやり方にも影響するからだ。
製造日を改竄されるのは問題があるが、一日二日で駄目になるような食品はそもそも土産物に向かない。

別に食べた人間が食あたりを起こしたという話は聞かれないのに、
ブランドとしては恐らくお終いだろう。
日本人の傾向として安全よりも安心を重視するからである。

この問題はあまりにフレームアップされていないだろうか。
厚生労働省が薬害問題で叩かれているので、その追及をかわそうとしているのではないか。
でも監督官庁としての責任はやはり免れないのだけれど。

拍手[0回]

昨日の続き、かも知れない。
民主政体において、政治家というのは選挙によって選ばれる。
のですが、彼らの身分は公務員であると言う事は意外に意識されていないのではないでしょうか。
政治改革に際して、政治家対官僚という表現が為されますが、彼らは身分的には同じ側に居る訳で、違いは試験か選挙かと言う選ばれ方でしか有りません。
政治家は任期が決まっていて落とす事が出来ますが、公務員は身分保障があってなかなか辞めさせられません。
しかし、権限が大きいモノほど罪を犯した時の罰則も大きく有るべきです。

拍手[0回]

プロフィール
HN:
冬至楼均
HP:
性別:
男性
amazonブログパーツ
忍者アド
アクセス解析
過酷人生ゲーム
Powered by Ninja Blog    template by Temp* factory    icon by MiniaureType

忍者ブログ [PR]