アシモフが描く壮大な未来史の全貌をようやく読破した。
最後となったのが、時系列上でも最後となる「ファンデーションと地球」。
銀河帝国興亡史(このシリーズ名はおそらく日本製)としては五巻なのだが、六・七巻はファウンデーション創設期のお話なので。
四巻の「ファウンデーションの彼方へ」で予定調和的なセルダンプランを否定したアシモフは、「夜明けのロボット」と「帝国と地球」でロボットモノと銀河帝国モノの融合を図り、それに続いて四巻の直後から始まる「ファウンデーションと地球」へと進む。
正直言って四・五巻で登場するガイアの設定は全体主義的でやや気持ち悪い。
この先はアシモフ御大もどうなるか決められなかったというのが正直なところではないか。
アシモフ型のロボットは未だ作られておらず、地球の宇宙殖民もまだまだ夢物語の段階。
未来はまだ決まっていない。
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