生存確認

各地で１００歳以上の高齢者の所在不明が続発しています。
これは家族側に何らかの意図があるモノと思われますが、一方で行政側の不手際も見えてきました。
いわゆる縦割り行政の弊害。
有る部署で見つかった情報の不備が他の部署に共有されないが為に、高齢者の所在不明が見過ごされて来ている。
もう一つが官僚の事なかれ主義。
自分の任期中に問題が発覚しなければ良しとする風潮。
行政の不備は前任者に遡って責任を追及出来るような査定システムを作らないと駄目である。
真の公務員改革は人件費を削減することではなく、こういう不手際を撲滅して有能な官僚がきちんと評価されるような組織改革が求められる。

猛暑日

全国１７７カ所で猛暑日を記録。
地球温暖化の影響、かどうかは分らないけど、日本の猛暑は湿気があるから大変だ。
（と言っても日本以外の夏は知らないけど）

歴史人口学によれば、ヨーロッパの前近代における都市の高い死亡率を指して都市＝墓場説が提唱されている。
これは都市が不衛生であったことからしばしば疫病が蔓延した事による。
日本の都市は様々な要因からヨーロッパほどではないが、それでも都市の死亡率は周辺の農村よりも高く、外部からの人口流入によって都市が維持されていた。
人口が都市へ流れ込んで”消費”されることから蟻地獄と表現されている。
さて、近代になって公衆衛生の発達があって都市の死亡率は低下した。それが人口爆発の要因の一つであるが、都市のヒートアイランド現象により都市が再び墓場化し始めているのではないか。
熱中症による死亡者の続出はそんなことを考えさせる。

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公務員ボーナス減額

４７年ぶりの減額、と言うことだけど、そもそも公務員にボーナスが出ること自体がおかしい。
民間企業なら業績に応じて利益を還元すると言う意味があるけど、公務員の業績って何？
国家の財政が赤字なのだから公務員に還元されるべき業績はないはず。
まあ、ボーナス＝特別手当の廃止は給与法を改正しないと駄目なのでしょう。そして自治労をバックに持つ今の民主党政権にそれが出来ないことは確実。

責任転嫁

国家公安委員長は予算委員会で、金賢姫元工作員の”観光飛行”は韓国からの要請だと答弁。
一方、韓国側はそんな要請はしていないと主張。
どちらかがうそを言っている事になる。
韓国側にそんなことを要請するメリットは何もないのだけど、そんな要請が有ったとして、そんな条件を受け入れてまで呼ぶ必要があったとは思えません。
最善策は横田夫妻が韓国へ行って会うこと、次善策が東京でひっそりと会うこと。
わざわざ前総理の別荘なんかで会見させる必要は無かった。
何故か民主党は二者択一に迫られると間違った方ばかり選ぶ。これが野党ならネタで済むのだけど、与党となると笑っていられない。

三重遭難

山で遭難した登山客を助けようとしてヘリが墜落。その事故現場を取材しようとして記者が溺死。
困ったモノです。
最初の遭難の経緯はよく分りませんし、ヘリの墜落原因もまだ不明ですが、最後の記者の遭難だけは間違いなく自業自得。
ガイドも付けず、十分な装備も持たず、素人が沢登りを試みるなんて自殺行為に他なりません。
功名心なのか使命感なのか、いずれにしても送り出したＴＶ局も責任は免れないでしょう。
マスコミはこれを他山の石として、無茶な取材を戒めて欲しいモノです。