わが国においては民族による差別はほとんど無い。
全く無いといえないのは、北海道のアイヌとか、沖縄とか、完全に本土並みといえない地方があるからだ。
しかしこの点に関しては作者の国であるアメリカに比べれば小さいだろう。
問題は男女の雇用機会について。
ヨーロッパでは様々な業種について男女比を等しくするように法律で義務付けられているが、これが本当に正しいのか常々疑問であった。
この本ではその点について極めて明確な回答を出している。
要するにその人間の属性を取っ払って純粋に能力だけで評価すべきであると言うこと。
差別されている集団だから優遇すると言うのは逆差別になる。