政治とは突き詰めてみれば利益の再配分である。そして改革とはこの配分方法を変更する事に他ならない。
改革は既得権益を侵す事であるから、改革それまで与党支持者であったこの者達の離反を招く。
そこに与党による改革の難しさがある。
要するに今回の選挙で自民とが敗れたのは逆説的には改革が順調に進んでいる事を示している。
問題は新たに利益を得るはずの勢力(必ず存在する筈である)に対する説明不足から、改革の意義が理解されていない事である。
これを踏まえると、改革は空気を読んでいては不可能である。
ここでマキャベリの言葉から一つ。
「変革というものは、ひとつ起こると、必ずや次の変革を呼ぶように出来ているものである」
小泉純一郎という希代の変人宰相が起こした変革は既に連鎖反応を起こし始めている。最早容易に後戻りはするまい。
さて、その行き着く先は…。
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