一口に「女性解放運動」と言うが、女性は本当に解放されたがっているのか?
話は日本国内に絞る。
江戸時代には”専業主婦”はごく限られた上流階級の女性の特権であった。多くの庶民は共働きが基本であった筈である。
それは社会の生産性が低かったからでもあるのだが、
明治大正の富国強兵政策の結果、社会全体の生産性が向上すると女性は働かなくても良くなった。
そして戦後、今度は女性解放運動が起き、女性の社会進出が奨励される事になる。
しかし、専業主婦として夫の財産の半分を自分のモノとして要求出来るのであれば、そのほうが良いと考える女性も多いはずである。
勿論男性よりも能力の高い女性がそれに見合う地位を獲得する事は当然としても、それをすべての女性に要求するのは酷ではないか。
働かざるモノ喰うべからずと言うのは西洋の思想であり、東洋のそれではない。むしろ働かなくても喰える人間は無理に働く必要はないのではないか。
すべての人間に働けと要求する事は、結果として失業率を上げる。
働かなくても喰える人間こそが人生の”勝ち組”なのではないだろうか。
女性問題に限って書く予定だったのだがすっかり脱線してしまった。
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