某所にて国民投票をやるに当たって、投票率の条件をつけるか否かと言う議論を行っている。
いや正確にはやり取りをはたから眺めているだけなのだが。
賛成が有権者の過半数を超えるなら理想的で文句なしである。が現状では改憲派は50%まで達しないだろう。
とは言え、護憲派よりは多いと推定される。
もしこの状態で投票率に条件をつけたらどうなるか。
改憲派は勝てなければ負けだが、護憲派は負けなければ勝ちである。
そのままでは敗色濃厚の護憲派は棄権戦術を取るだろう。
その結果、投票するのは改憲賛成派だけ。これで成立要件を越えれば良いのだが、
越えなかったら投票の内訳は圧倒的に改憲賛成なのに投票自体は不成立と言うことに成る。
これはあまりにも不合理だ。
改憲派としては中間派の説得に努めるのが筋ではあるが、改憲賛成が五割を超えるのを待っていられるだろうか。
[0回]
PR