地方格差

昨日のトーク番組で、一票の格差問題について、
「いやなら出て行けばいい」
と言う過激な意見が有りました。
要するに、「一票の価値に重きをおくなら価値の高い地域へ引っ越せ」と言うこと。
一票の価値が低いところは人口過密地域であり、逆に高いところは過疎地域。
どちらが暮らしやすいかと言うのは単純に比較できないが、両者を全く平等にしようと言うほうがそもそも間違いなのだ。

前にも書いたと思うが、衆議院は直接総理を決める場になるので、一票の格差は小さいほうがいい。
地方の意見を吸い上げるのは参議院に任せるべき。
一院制にすべきと言う意見もあるが、今の問題は衆参両院が似通った選挙方式になっていることが問題なのだ。
アメリカの上院は人口比を無視して各州二人だから、日本も各県二人でと言うアイディアもあるが、アメリカの州と日本の県はそもそも成り立ちが違う。
アメリカの州はそれぞれが独立した国家（ステーツ）であるが、日本の県は中央主導で作られた行政単位に過ぎない。
現状の県を解体して、都市圏単位で再構築し直すべきだろう。