安倍政権の最高税率引き上げに対してたいして金持ちいじめと言う批判がある。
個人的にはフラット税率は理想だとは思うが、今の財政状況を考えるとそうもいかない。
累進課税は金持ちが社会貢献するための一つの手段であるが、今の日本では残念ながらこれ以外の手段が整備されていない。
第二の手段とは直接投資。つまり金持ちが私財を投じて様々な社会インフラを整備すること。
古代ローマでは一種の政治活動として行われていたことだが、これを今やると色々と問題だろう。
それに替わる行為として寄付の奨励が考えられる。
非営利団体等への寄付行為(上限枠は必要だが)に対して免税措置が儲けられるべきである。
他にも(おそらく遺産相続などで発生すると思われるが)美術品等を公営の施設に寄贈する場合には免税が考えられて良い。
そして第三の最も分かりやすい手段が消費、いやもっと突っ込んで浪費である。
金持ちが金を使わないと景気が良くならない。
政治家が高い飯を食ったなどといって叩くマスコミは見識がオカシイ。
金持ちにも二種類あって、一つは自分で稼ぐ人間、そしてもう一つが親の代からの遺産を受け継いでいるボンクラ。
両者を一括りにして対応するのもおかしい。
前者には気分良く稼いでもらえばいいが、後者には気前よく浪費していただきたい。
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