某所にて赤穂事件についての意見交換をした。
(あれは議論とは言わない)
相手は赤穂浪士の行動(つまり討ち入り)は忠義ではないと言う。
しかし私の意見はあれこそが忠であり、だからこそ忠は否定されるべき。
要するに討ち入り否定論では一致しているのだが。
忠は儒教思想が否定された共産中国で唯一肯定された徳目だ。
共産党のそれは国に対する忠を奨励する意図があるが、忠が最も悪用されやすい概念である証拠でもある。
忠は主従関係を前提に説かれるものであって、平等社会では無益なものだ。
共産主義は本来平等思想に基づくはずなのに…。
現実には共産主義への理解度に基づいて序列が付けられる。
かつて儒教の理解度を図る目的で科挙が行われたのと同じである。
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