インタビューなどで民意に反しているとか、国民の声が届いていない、と言う発言が聞かれますが、これは意訳すれば「自分の意見と違う」と言う意味しかありません。
勝手に「国民」を代表した発言をしないで欲しいですね。
自民党総裁選で一般投票と議員票が食い違った結果が果たして民意を無視したのか?
議員各自が安倍氏と石破氏を秤にかけてどちらが選挙の顔としてふさわしいかを選んだ結果だろう。
民意といっても自民党員の投票であって、国民全体の意見と一致するとは限らない、と言うか一致しない可能性の方が高い。
アメリカの大統領選挙の予備選でも、民主・共和両党の支持層の中心を取ると国民全体の支持を得られないとしてやや中央よりの候補が選ばれるケースが多い。
安倍氏と石破氏を比べると安倍氏の方が右よりなイメージだが、昨今の右傾化傾向を思えば適任なのかもしれない。
マスゴミの叩きッぷりがそれを裏打ちしています。
最後に、これが本題なのだけど、民意が正しいとは限らないと言うこと。
日本人は空気を読みすぎて、正しい意見がかき消される傾向があるから。
今回の逆転劇と同じ空気を感じるのが裁判員裁判。裁判員の採用により機械的になりがちな裁判に一般常識を取り入れたと言う反面、感情論で刑罰が揺れる可能性も否定出来ない。
一般人の素人感覚と専門家の経験と知識。両方が程よく活用されることが望まれる。
(維新の会が得意とする「公務員叩き」は行き過ぎればプロの仕事を否定する衆愚政治に陥るので注意が必要である)
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