民主党の方はほとんど勝負がついているので、自民党の方について考えます。
まず現役総裁の出馬辞退。まあ谷垣氏は任期を大過なく務めましたが、残念ながら民主党政権を追い詰める攻撃力・破壊力が皆無。平時の総裁・総理なら勤まったでしょうけど野党第一党の党首としては全く不適格でした。
振り返ってポスト小泉に名が挙がった四名の中では、小泉後を任せるには最適だったのではと思います。つまり彼は出番が遅すぎた。
逆に早すぎたのが安倍元総理。あの時出馬を自重していればと思いますが、総裁確実と言われながら信でしまった父の無念を思うと、あそこで思い留まることも出来なかったのでしょう。
最有力と思われる石破氏ですが、一回の投票で過半数を取れないと三位以下の評が何処へ流れるかが全く読めません。と言うか誰が二位になるかも重要ですね。
一番若い林氏は、古賀氏が現職を引き摺り下ろしてまで推したかった人物と言うことですが、残念ながら参議院議員。衆議院への鞍替えを目指していますが選挙区の調整がついていません。
まあ総裁選でのアピール次第と言うところでしょうか。
そして現執行部からの出馬となった石原幹事長。総裁との事前調整が上手くいかなかったことが致命的。まあ外から見る限り民主党を追い込めなかった点について同罪なんですが。
彼の価値は父である都知事の動きを牽制できるという一点でしょう。
石原新党は果たして出来るのか。
政界再編もそろそろ佳境です。と言うか泡沫政党は次の総選挙で整理して欲しい。
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