今更ですが、山口知事選について。
これまでの(共産党以外)相乗りの翼賛知事ではなく、4人の候補が立ちました。
元々自民党が強い県で先の衆議院選ですら4区中3人で自民党候補が勝っているのだから、普通に考えれば自公推薦候補が勝つでしょう。
民主党は候補者を立てられず、衆議院議員が議席を投げ打って独自に立候補したくらい。(復活当選なので国政に影響せず、また次の選挙で勝てる見込みがないから一か八かでしょう)
問題は維新の会の動き。橋下氏に近いというか大阪市ならびに大阪府の特別顧問だった人物が、彼の出身県ということも有って出馬を表明しています。
維新の会は応援はしないといっています。おそらくは(自民党が強いために)勝ち目が無いから。しかし無理に止めなかったのは、一県で一人の知事選では勝ち目が無くても、来るべき総選挙に向けて地元での知名度を上げる長期戦略ではないでしょうか。
はっきり言ってこの知事選が次の総選挙の試金石になるとはとても思えません。
民主党が実質的に試合放棄している上に、維新の会の動きも不透明なのですから。
個人的には中央と地方で同じ政党が選挙に関わるのは健全とは思えません。
地方には地方の事情があるでしょうし、国政の混乱によって地方の首長選が決まってしまうのは不幸でしょう。
政権交代直前にやたらと対決構造が演出されていましたが、民主党首長を選択した地方は今頃後悔しているんじゃないでしょうかねえ。
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