新潟に住んでいると、田中角栄の作り出した土建国家システムの有用性が見て取れます。
土建業者は普段は公共事業で食い、冬季は除雪作業で食いつないでいます。
越後の経済構造は基本的には昔から変わらず、農作業が出来ない冬季には出稼ぎで食べていました。
公共事業が減ると、この業界が縮小してと豪雪に対応できなくなります。
但し、これはあくまでも雪国越後の論理。日本全国にこのシステムを広げてしまったのが最大の誤り。
これだけ広い日本を同じ経済構造で統一してしまおうと言うのがそもそも無理。
道州制導入に際して、三分割して三種類の福祉レジームを採用したらどうだろう。
関東から東海にかけてはアメリカ型の自由主義、北陸・東北・北海道は英国・北欧型の社会民主主義、そして西日本にはドイツ型の保守主義と言う具合に。
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