昨日の続き。
ヨーロッパ的な伝統に対する一種のアンチテーゼとして誕生した合衆国。
その本質は大統領選挙などに現れている勝者総取り。
これはアメリカが若い国であるうちには有効に機能していたのだけど、世代を経るごとに国民の間のスタートラインに大きな差が生まれてしまった。
すなわち早い者勝ちの原理。
先行してある程度の基盤を築いてしまえば、その子孫はそれに乗っかって、さほど苦労しなくても豊かな生活が営めるようになった。
すなわち自由の国に生まれた階級制度。
その矛盾が、頻発するデモに象徴されている。
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