未だに政権与党という地位に適応していないのが社民党。
普天間基地移転問題で、一貫して県外・国外移設を唱え、良くも悪くもぶれていない。
普通は政権与党に加われば多少なりとも軟化するモノなのだが。
かつて自民党と連立を組んだ時にはそれまでの方針を大転換して自衛隊を合法と認めたが、あの時とは状況がまるで違う。
自社さ連立では当時の社会党から総理大臣を出した。総理は同時に自衛隊の最高指揮官であり、これが自衛隊を非合法とする訳には行かなかった。
いまの社民党にとって、反戦はいわば最後の砦だ。
これを曲げたらもはやこの党に存在価値はない。そこでかつて袂を分かった新社民党との共闘も模索しているのだが。
第三極の乱立で、連立の補完勢力としての価値も恐らく参院選後には失う。
民主党が「大きな政府」=欧州的な社会民主主義政策を採っている以上、社民党が存在する意義も薄い。
民主党が野党に転落して分裂でもすれば、その左派との合流もあり得るだろうけど。
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