アウン・サン・スー・チー女史の率いる国民民主連盟(NLD)が選挙のボイコットを宣言。
同国の選挙法により、政党登録をしない場合には政治活動が禁止されるらしい。
自由で公平な選挙が望めないと言うのがその理由だが、やはり彼女は民主制が分っていない。
民主化勢力が選挙で勝ったとしても、軍は残るのであって彼らの意見を全く無視して政治など出来るはずもない。
よって軍政の主導であろうとも、選挙に参加することが民主化の動きを進めるもっとも平和的な方法なのだ。
その意味で反軍系のミャンマー民主党が結成されたことは民主化への第一歩となるだろう。
これは日本と比較すれば、明治維新後の第一回衆議院議員選挙が行われた頃に相当するのだから、ちょうど120年遅れと言えるか。
それでも、まだ有史以来一度も選挙を行ったことのない「大国」があることを考えれば大いなる進歩である。
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